現実逃避録

心が死んでるよ

あつい

小学生の時に読んだかいけつゾロリの本に、麺がうまくて老舗のラーメン屋とスープがうまくてわりと新しいラーメン屋が最初はケンカするけどなんやかんやあって仲良くなる話があった

その老舗のラーメン屋っていうのが開店20年めだったんだけど、ふつう老舗って少なくとも50年くらいやってる店を指すと思ってたからなんか印象に残ってて今でもたまに思い出す

ラーメン屋って最初は人気でもわりと簡単に潰れるっていうアレが作者たちの中で無意識に共有されていたりしたのかな


高校の時に立ち読みしてた雑誌に載ってた写真が綺麗だったからもう一度見たいけど雑誌も撮った人も覚えてない

沈む太陽の光に染まる雲の絨毯をそのまた上空から撮った写真なんだけど、赤とオレンジと黄色が混ざり合う雲の形も色も力強くてすごかった

赤い溶岩の海みたいなそれがどこまでも広がっているその感じが強烈に綺麗だったし雲の複雑な形によって色の濃さや明るさが全く違ってとんでもないことになってた

太陽に染まる雲自体は毎日見られるし視界全体を覆うような迫力はないけどその美しさに気づけたのはよかった

夏は夜の一歩手前あたりの空がいつも見てて面白いと思う


昨日雲を見てて思ったけど、雲って人の顔みたい

昔の人は星座みたいな点々から意味や神話をこしらえたのにその何倍も表情豊かな雲にはそういうのなかったのが不思議

髭もくもくのポセイドンみたいな雲だらけなのに